国立西洋美術館に行ってきました
新型コロナの感染防止のために延期になっていた,ロンドン・ナショナル・ギャラリー展に行ってきました。英国以外でやるのは初めてで,したがって,日本でも初公開とのこと。61点の名画は見応えがありました。
おそらく通常どおり開催されていたら混んでいてゆっくり観られなかったのではないかと思いますが,感染拡大防止のためにチケット購入が時間指定制になっていて,入場人数が限定されているので,スムーズに回れて楽しむことができました。
一番の目玉はゴッホの『ひまわり』のようですが,初期ルネサンスの絵画もあり,クリヴェッリの『聖エミディウスを伴う受胎告知』は面白かったです(下の絵。これも図録の表紙になっているので目玉作品のようです)。今,ちょうどボッティチェリを主人公とする辻邦生の小説『春の戴冠』を読んでいて,15世紀のフィレンツェの世界にワープしているので,気分も浸って楽しめました。フェルメール,レンブラント,ティツィアーノ,ベラスケス,ルノワール,モネ,ドガなど,時代・地域をまたがる有名画家の絵がまとまって来ているので,見逃すのは勿体ないですよ。。
弁護士 栗山博史