日々の出来事・ブログ
2020年
追いスワン
またしつこく「ミッドナイトスワン」の話題です。
1度目は衝撃、1週間後に涙、10日後に再見決意・・は前回書いたとおりですが、2度目に見たときは、最初から最後まで涙でした。その後は、覚えてしまった台詞が日替わりで頭の中に蘇り、、、凪沙(注、草彅剛さんが演じた主人公の名前)がいとおしくてたまらず、会いたくなり、、、25日に、3度目に行ってしまいました。
映画のレビューを見てみると、私のような人が多いようです。また、このような映画のみのリピーター以外に、「映画→原作小説→映画再見」というパターンもあるようで、「追いスワン」という言葉も生まれたようです。
中学生の頃から映画大好きな私ですが、1本の映画に対しこんな感情を抱くことは初めてです。この年齢でこんな体験をするなど、予想もしていませんでした。人生って本当におもしろい、生きてみないとわからないものだなあと思います。
弁護士 野呂芳子
映画
数年ぶりのブログです。
9月27日に、草彅剛さんがトランスジェンダーを演じた「ミッドナイトスワン」を見てきました。
チラシ等から、「美しくも切なく、涙が出るストーリー」を予想していきましたが・・・・・そんな生易しいものではありませんでした。視覚的にも心情的にもかなり凄惨なシーンもあり、終わった時は、あまりに辛く心に刺さってしまい、自分がどのような感想を持ったのかも整理できない状態でした。
しかし、見終わってから10日間、ずっとあの映画の様々なシーンが頭にこびりついて離れません。また、見ていたときは圧倒されて泣くどころではなかったのに、1週間経ってから、色々なシーンが心に蘇る度に、ボロボロ泣けてくるようになりました。映画も本も、二度見はしない主義ですが、「ミッドナイトスワン」だけは、もう一度見に行こうと心に決めています。賛否もあるようですが、是非多くの方に見てほしい映画であると思っています。
弁護士 野呂芳子
ひとりごと
国立西洋美術館に行ってきました
新型コロナの感染防止のために延期になっていた,ロンドン・ナショナル・ギャラリー展に行ってきました。英国以外でやるのは初めてで,したがって,日本でも初公開とのこと。61点の名画は見応えがありました。
おそらく通常どおり開催されていたら混んでいてゆっくり観られなかったのではないかと思いますが,感染拡大防止のためにチケット購入が時間指定制になっていて,入場人数が限定されているので,スムーズに回れて楽しむことができました。
一番の目玉はゴッホの『ひまわり』のようですが,初期ルネサンスの絵画もあり,クリヴェッリの『聖エミディウスを伴う受胎告知』は面白かったです(下の絵。これも図録の表紙になっているので目玉作品のようです)。今,ちょうどボッティチェリを主人公とする辻邦生の小説『春の戴冠』を読んでいて,15世紀のフィレンツェの世界にワープしているので,気分も浸って楽しめました。フェルメール,レンブラント,ティツィアーノ,ベラスケス,ルノワール,モネ,ドガなど,時代・地域をまたがる有名画家の絵がまとまって来ているので,見逃すのは勿体ないですよ。。
弁護士 栗山博史