去年の冬、きみと別れ

自身の悲恋話を披露しようというのでありません。中村文則氏の小説のタイトルです。
不思議なタイトルと、テレビで特集されていたのを見て、以前から気になっていた作品が文庫化されたので、早速購入しました。(まったくの余談ですが、単行本は持ち運ぶのに重たいので、文庫化されるのを待つタイプです。)

タイトルからロマンティックな話を想像しますが、内容はミステリー。
ライターの「僕」が、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けた男性に面会に行く場面から始まります。読み進めるほどに謎は深まり、そのため先が気になり、どんどん引き込まれて一気読みでした。物語の終盤でタイトルの意味がわかるのですが、そういうことだったのか・・・となんとも複雑な気持ちになりました。

物語は全体的にダークなので、好き嫌いが分かれる作品かもしれません。

事務局H